西日本の高校野球で唯一の女性監督、山村真那さん(36)が率いる洛南は初戦敗退となった。山村さんは就任12年目の夏を迎えた今大会を節目に、監督業を退く決断をしている。
初回に1点を先制されると6回と7回に3点ずつを失い、7回0-7でコールドで敗れた。
これで一区切りとなったことに、第一声は「楽しかった」。だがやはり「もう途中で泣きましたよ。『あ、危ない、危ない』と思って」と試合途中で感極まる場面もあった。試合終了後には「ファーストの子とセカンドの子が『ありがとうございました』って来てくれて。『もう泣かさないで!』って言いながらお互い泣いて。いい子たちです、本当に」と部員への感謝を述べた。
日星は24年夏も0-7で敗れた相手。部員たちが約束してくれた「夏2勝」の壁は厚かった。それでも「(洛南は)自滅が結構多いので、自滅しないようにみんな頑張ってほしいなと思っていて。結果的にはエラーも少なく、相手のほうがバッティングが良かったっていうことで負けた試合だったので。自滅じゃないだけスッキリしたゲームになって良かった」と頑張りをたたえた。
部員たちには「もう『ありがとう』しか、感謝しかないです。できることって限られてるんですよ、本当に」。この取材中、自主的に考えて片付け、撤収しているのをみても「ああやって勝手にやってくれてるのも、ちゃんと3年生指示出してたでしょ?そういうチームになってほしいなって常々思ってるので。今年もいいチームだなと思っています」としっかり山村監督の目指すチーム像を一人一人が理解し、応えた。
12年間で唯一となった19年夏1勝をあげた球場で、監督としての節目の夏が終わった。なお、今年度までは顧問として在籍し、その後は未定。

