天理(奈良)が福山(広島)を破り4年ぶりの白星を挙げた。これで夏の甲子園50勝に到達、同時に春夏通算80勝を達成した。夏は仙台育英を抜き単独4位、80勝は広陵と松山商に並ぶ6位タイ。24年から監督就任の藤原忠理監督(60)にとっても、うれしい甲子園初白星。実に3度目の正直での勝利をつかみ「甲子園に入る前から、みなさんから『3度目の正直やで』ということをずっと言われてきました。自分なりに段々とプレッシャーがかかっていたなかで、選手たちがよくカバーしてくれた」と万感の思いを口にした。
0-0で迎えた4回、4番で主将の金本相有内野手(3年)が左越えへ先制のソロ本塁打。値千金の1発が試合を動かした。これには藤原監督も「やはりキャプテンの金本のあのソロホームラン。ベンチの雰囲気も変えてくれましたし、やはりそこはキャプテンだなという風に思いました」と称賛がやまなかった。6回には打者10人を送る猛攻で4点を奪い突き放した。7回、9回にも1点を加えた。
守ってはエース長尾亮大投手(3年)が快投。最速144キロ直球にスライダー、チェンジアップなどを織り交ぜ13三振を奪い2失点完投した。
天理にとっても、この1勝は大きい。夏の甲子園50勝、さらに春夏通算80勝を達成という節目が同時に2つもやってきた形。藤原監督は「本当に過去の先輩たちが築き上げてくれたことがあったからこそ。先輩たちに感謝したい」と話していた。
勝ち上がった天理は3回戦で高川学園(山口)と対戦する。
◆天理が夏50勝 天理が夏の大会で50勝目。夏の50勝以上は(1)中京大中京79勝(2)龍谷大平安61勝(3)松山商60勝に次ぎ、仙台育英の49勝を上回り単独4位となった。春夏通算では80勝目となり、広陵、松山商と並ぶ6位に浮上した(1位は中京大中京の140勝)。
◆全員安打 天理が記録。24年滋賀学園(対花巻東)以来73度目。
◆全員残塁 天理が記録。23年クラーク(対花巻東)以来30度目。

