今春センバツ準Vの智弁学園(奈良2位)が、彦根総合(滋賀1位)に逆転勝利で4強入りし、2年連続でのセンバツ出場を確実にした。4番太田蓮外野手(2年)が、バックスクリーンに公式戦初本塁打となる3ランを放つなど12安打6得点。明石商(兵庫2位)、京都国際(京都1位)、報徳学園(兵庫1位)もそれぞれ強豪を倒し準決勝進出を決めた。

   ◇   ◇   ◇

4番のアーチがチームを勝利に導いた。0-1で迎えた3回無死一、三塁。太田は、スライダーを捉えると打球はバックスクリーンまで届く逆転3ラン。「1回(1死)一、三塁で三振してしまって悔しかったので、絶対かえしてやろうと。風もあったかもしれないけどよく飛んでくれた」とチャンスの場面でのリベンジを果たした。

これまで練習試合では3本の本塁打を記録しているが、公式戦は初本塁打となった。4強進出を決め、来春センバツ出場を確実にする記念すべき1発を「もう頭が真っ白で、打った瞬間感触がなかった」と振り返った。

今春センバツでも、主力として右翼とDHで全試合に先発出場した。だが夏の甲子園を逃し新チームが始まると、思うように打てず気持ちが落ち込み、全力疾走を怠ってしまうなど、プレーにも表れてしまった。だが、そんな太田の姿をみたチームメートや小坂将商監督(49)から「自分で責任持ってやれ」とカツを入れてもらい改心。引っ張っていかなければならない立場であることを再度自覚し、積極的な声出しとプレーで示してここまでたどり着いた。

1日は大阪桐蔭を破った明石商との準決勝。「自分らの野球ができるように頑張っていきたい」。一皮むけた4番が近畿の頂点までチームを引っ張る。【佐藤妙月】

◆太田蓮(おおた・れん)2010年(平22)1月12日生まれ、京都市右京区出身。嵯峨野小1年から嵯峨野シルバーで軟式野球を始める。蜂ケ岡中では京都リトルシニアに所属し、U15日本代表にも選ばれた。智弁学園では26年センバツに全試合先発出場し、準Vに貢献。憧れの選手はドジャース大谷翔平。50メートル走6秒4。185センチ、83キロ。右投げ左打ち。

【高校野球】報徳学園、京都国際、明石商、智弁学園がセンバツ当確 どうなる大阪桐蔭?/詳細