<高校野球栃木大会:作新学院17-5宇都宮商>◇31日◇決勝

 88年ぶり2度目の夏の甲子園を目指した宇都宮商が、古豪作新学院の前に大敗した。だが見せ場はしっかり作った。7回1死満塁から、3番斎藤佑哉内野手(3年)が右越え満塁弾。4人が順にダイヤモンドを1周すると、7000人の観衆から大きな拍手が起こった。

 守っては、4投手の継投で17失点と力負け。先発と5番手で2度登板し、計10失点のエース君島陸(3年)は「力を出せないまま終わってしまって…。流れを持ってこられなかった」と目頭を押さえた。