<全国高校野球選手権:甲子園練習>◇2日

 東日本大震災で深刻な被害を受けた東北3県の代表校が登場した。震災を乗り越えて球児の“聖地”にたどり着いた3校のナインは、元気な声を球場に響かせながら土の感触を確かめた。

 先陣を切ったのは、2年ぶり6度目の夏の甲子園大会出場となる岩手県の花巻東。午前9時半から30分間、守備練習などで汗を流した。菊池倭主将(3年)は「たくさんの方の思いを背負って戦う。目標は日本一」と力強く抱負を語った。

 5年連続出場となる福島県の聖光学院は午後に練習を行った。真夏の太陽が照り付ける中、守備の連係などを確認。エースの歳内宏明選手(3年)は「とにかくひた向きに真摯(しんし)に相手に向かっていくだけ」と引き締まった表情で話した。

 春夏通じて初出場の宮城県の古川工も甲子園の土を踏み締めた。今野晴貴主将(3年)は「緊張で体が動かなかった」と苦笑いしながらも、選手は打撃練習で鋭い打球を連発。今野主将は「宮城県代表として見ている人に元気を与えたい。熱い夏にしたい」と誓った。