<全国高校野球選手権:日大三14-3日本文理>◇10日◇1回戦

 日大三の吉永健太朗投手(3年)は大量援護にも集中力を切らさず、3失点で完投した。スライダーがさえ、左打者にはシンカーを絶妙に落として13三振を奪った。7回には148キロを計測して球威も示し「打線が信頼できるので、思い切って投げた」と笑った。

 今春の選抜大会準決勝では九州国際大付(福岡)に9失点。敗因を変化球の精度と見極め、チームメートからスライダーの握り方などを学んだ。目標は優勝。「選抜は緊張したけれど、今回は大会前から楽しみだった」と自信をちらつかせた。