<全国高校野球選手権:金沢4-2聖光学院>◇12日◇2回戦

 聖光学院(福島)のドラフト候補右腕、歳内(さいうち)宏明投手(3年)が2回戦で姿を消した。6安打を浴び4失点で力尽き「今日の負けは、明らかに自分のせい」と責任を背負い込んだ。「魔球」スプリットで幻惑し、2回1死から6者連続三振を奪うなど、毎回の14奪三振。1回戦の日南学園(宮崎)戦と合わせて、2試合で計30奪三振と強烈な印象を残した。この敗戦で、東日本大震災の被害が大きい東北3県の代表校が全て甲子園を去った。