<全国高校野球選手権:智弁和歌山8-7白樺学園>◇14日◇2回戦

 智弁和歌山(和歌山)の宮川祐輝外野手(3年)が延長10回、同点に追い付く適時二塁打を放った。追い込まれてから、内角のスライダーを左翼線に運んだ。「こんなところで負けるわけにはいかないという一心だった」と、執念の一打を振り返った。

 5番を定位置としていた選抜大会後は不振に陥り、先発を外されることもあったという。復調のきっかけは、打席で力まなくなったこと。「春までのバッティングだったら、詰まって三ゴロになっていた」と、自らの成長を実感していた。