<高校野球秋田大会:秋田商4-3能代商>◇24日◇決勝◇こまちスタジアム

 秋田商が劇的なサヨナラ勝ちで、7年ぶり16度目となる夏の甲子園出場を決めた。1-3の9回2死走者なし。絶望的な展開となったが、諦めなかった。4回途中から右翼に回っていたエース近藤卓也(3年)が左前打で出塁し、6番和田光平外野手(3年)が右翼フェンス直撃の適時三塁打を放ち、2-3と迫る。敵失で同点とし、なおも2死二塁。8番坂谷歩内野手(3年)の強烈な打球が、二塁手の股間を抜け(記録は敵失)、二塁走者がサヨナラのホームを踏んだ。“決勝打”を放った坂谷「良い流れに乗れて良かった」と試合後も、しばらく興奮がおさまらなかった。