<高校野球東東京大会:国士舘5-2帝京>◇27日◇準決勝◇神宮球場

 強豪帝京の2年連続甲子園はならなかった。自慢の打線がわずか2安打。5点差をつけられた最終回に2点を奪うのがやっと。これで国士舘には公式戦4連敗ともなった。前田三夫監督(63)は「打線が下降気味だった。あれだけ打てないとねえ」と話した。失点は7回、先頭打者を振り逃げで出塁させ、送りバントを悪送球してピンチを広げ、ここから5点を失った。同監督は「渡辺(投手)はなんとかしのいでいたが、こういうゲームはミスした方が負けですから」。淡々と敗因を語っていた。