<高校野球岐阜大会:県岐阜商2-1関商工>◇28日◇決勝◇長良川球場

 中日高木監督の母校、県岐阜商が接戦にサヨナラでけりをつけ、3年ぶりの甲子園を決めた。合言葉は「単打で連打」。準決勝まで5試合は全て2ケタ安打し大量得点で勝ち上がってきた。だが決勝戦は8回まで散発5安打。9回2死でこれまでうちあぐねていた相手エースのカーブをとらえ、左中間二塁打、右前適時打と連打が出た。藤田明宏監督(44)は「うちにしては珍しい勝ち方。粘り強くなった。さらに鍛えて、3年前の4強を上回りたい」と話した。

 ◆県岐阜商

 1904年(明37)創立の県立校。流通ビジネス科、情報処理科、会計システム科、国際コミュニケーション科がある。生徒数は1119人(うち女子591人)。野球部は24年創部。部員数109人。甲子園は夏過去27度、春は26度出場。主なOBは中日高木守道監督、シドニー五輪女子マラソン金メダルの高橋尚子さん。所在地は岐阜市則武新屋敷1816の6。服部哲明校長。◆Vへの足跡◆2回戦12-5岐阜東3回戦12-2岐阜総合学園4回戦5-0土岐紅陵準々決勝7-1帝京大可児準決勝6-5中京決勝2-1関商工