ブルージェイズを自由契約となり、メッツに入団した青木宣親外野手(35)が3日(日本時間4日)、敵地でのアストロズ戦に「2番右翼」でフル出場。4打数3安打2打点、2得点1四球1盗塁の活躍で、新天地で初の猛打賞をマークした。

 チームは6-8で4連敗を喫したが、青木は移籍後2試合で9打数4安打2打点。今季打率を2割8分とし「自分の中では、技術は上がっている実感がある」と手応えを口にした。

 7月末にアストロズからブルージェイズに移籍して以来、好調を維持している。7月まで2本だった本塁打を8月だけで3本も放った。ゴロではなくライナー性の当たりが増え、この日も外野手を越える二塁打を打ち「スイングの仕方というか、引き出しも増えたと思う」と胸を張る。

 アストロズ時代には打率で大リーグトップのアルテューベを質問攻めに。「スター選手には、ほとんど話を聞いてきた」という。メッツでは球団に来季の再契約の可能性を探られている。メジャー生き残りに向け「試合に使ってもらっているうちに、しっかり結果を残せるように頑張りたい」と力を込めた。