ポスティングシステムによる米大リーグ移籍を目指すプロ野球日本ハムの大谷翔平(23)がロサンゼルスで行っていた7球団との交渉は一巡したと6日、サンディエゴ・ユニオン・トリビューン(電子版)が報じた。

 サンディエゴが本拠地のパドレスとの交渉は6日とされていたが、5日夜に終えていたという。5日は他にマリナーズ、レンジャーズ、カブス、4日にはジャイアンツ、ドジャース、エンゼルスと交渉した。移籍先の候補に挙がっている全球団と接触したことで、交渉は次の段階に移行する。

 大谷の各球団との交渉期間は特例で本来の30日間より短縮され、米東部時間22日午後11時59分(日本時間23日午後1時59分)までになっている。

 代理人のネズ・バレロ氏は今オフのポスティングシステムが発効した1日を前に、全30球団に投打の「二刀流」のサポート態勢や環境面などを説明する書類の提出を求めた。3日には一部で本命視されていたヤンキースを含む14球団に対し、入団の意思がなく交渉しないことを伝えた。