大谷翔平投手(23)のエンゼルス入りが、今オフに加入した同僚の移籍にも影響を及ぼしていた。

 メジャー公式サイトは18日、タイガースからトレードでエンゼルスに新加入したイアン・キンズラー内野手(35)のインタビュー動画を公開。トレード拒否権を持っていたキンズラーが移籍を決めた理由の1つとして「大谷の加入」を挙げ「このチームに来たいと思った。ビリー(・エプラーGM)の今オフの動きや、大谷を獲得するプロセスを見て、本気で勝ちに行く印象を受けた。選手からすれば、誰でもそんなチームの一員になりたいと考えるよ」と明かした。

 また今季途中までタイガースでチームメートだったアップトンが、8月からエンゼルスに移籍していたため、助言をもらったことも大きかったという。「彼の話を聞いて、エンゼルスは正しいこと、正しい野球をしていると思った。楽しくプレーできるチームだ」。

 キンズラーは13日にトレードで加入。3月のWBCでは米国代表として出場し、先頭打者を務め優勝に貢献した。球宴出場4度を誇り、昨季ゴールドグラブ賞を初受賞。遊撃手シモンズと鉄壁の二遊間を形成し大谷をバックアップする。