米大リーグ選手会は27日、移籍先が未定のフリーエージェント(FA)選手を集めてフロリダ州ブラデントンで実施している独自キャンプを公開し、合同チームが米国遠征中の社会人、JR東日本と練習試合を行った。

 試合は6回制で選手会チームが2-0で勝った。先発出場した捕手サルタラマッキアは2013年にレッドソックスで上原らとワールドシリーズ制覇に貢献したが「通常のキャンプのように練習できている。ここにいる選手はとにかく仕事を求めている」と切実な様子で訴えた。JR東日本の堀井監督は「今日の経験は一生に何回もない。選手は相手の技術や体の強さ、闘争心を感じてほしい」と感謝した。

 選手会のクラーク専務理事は「ここには経験豊富で戦力になる選手がいる。何をどのように評価しているのか」と改めて球団側に苦言を呈した。選手会によると、独自キャンプには通算267本塁打のナポリら38人が参加し、これまでに3選手が契約に至った。