エンゼルス大谷翔平投手(23)が、11日(日本時間12日)のツインズ戦で、今季2度目の「4番指名打者(DH)」でスターティングメンバーに名を連ねた。前回は4月22日(同23日)のジャイアンツ戦でメジャー初の4番に起用された。その時と同様、休養で欠場のプホルスの代わりに4番に入った。

 試合前の打撃練習で、大谷はいつものように本塁打を連発した。ウオーミングアップ開始の時間と重なったツインズの選手たちも、驚きの表情を浮かべて見学していた。そのうちの1人、ツインズの3番打者エスコバルは、同じベネズエラ出身でエンゼルスのムードメーカー、バルブエナを介して大谷と対面し「素晴らしい選手だし、良い青年だ」と、興奮を抑えられない様子だった。敵チームの主軸も“二刀流4番打者”の大谷に興味津々だった。

 大谷は試合前、13日(同14日午前5時7分)のツインズ戦に向けてブルペンに入り、変化球も交えて34球、投球練習を行った。試合直前には、4月の月間最優秀新人の表彰式が行われ、モレノオーナーとソーシア監督と握手。トロフィーを持ち、記念撮影を行った。本拠地のファンからも大きな歓声と拍手を受け、試合前から大きな注目を集めた。(アナハイム=斎藤庸裕)