マーリンズは17日(日本時間18日)、田沢純一投手(31)を戦力外にしたと発表した。

 今季は22試合に登板して1勝1敗、防御率9・00と不振だった。この日は4回にリリーフで登板し4安打3失点。前日のドジャース戦の6回に登板したばかりで、24時間もたたないうちの登板だった。今季推定年俸が700万ドル(約7億7000万円)と高額なことや、「田沢ルール」もあり、日本でプレーする選択肢がないことから、ウエーバー公示後、マイナーでプレーすることになりそうだ。

 田沢は社会人野球の新日本石油ENEOS(現JX-ENEOS)から2009年にレッドソックスに入団し、同年にデビュー。10年に右肘靱帯(じんたい)再建手術を受けて翌年復帰し、13年には救援陣の中心としてワールドシリーズ制覇に貢献した。昨季にマーリンズへ移籍した。メジャー通算は379試合で21勝26敗4セーブ、防御率4・16。