パイレーツは4−4の同点で迎えた7回裏に、相手のエラーでグレゴリー・ポランコ右翼手がホームベースを踏んで勝ち越しに成功した。

 今季開幕前の下馬評は高くなかったものの、蓋を開けてみれば5チーム中4チームが勝率5割以上でひしめくナ・リーグ中地区で首位を走るパイレーツ。3連勝で勝率6割超えをマークしている。

 4回に二塁打で反撃の口火を切ったコーリー・ディッカーソン左翼手は「野球は本当に予想がつかない。期待されていなくてもいいシーズンを送るチームは毎年存在する。僕らはとてもいいプレーをしているし、非常にいいチームだと感じている」と感触を語った。

 ルーキーのエドガー・サンタナ投手は、7回表2死二塁の場面で登板し、ホセ・ピレラ二塁手をゴロに打ち取り、2勝目(0敗)を挙げた。サンタナは「打者が打点を狙い、相手攻撃陣が点を奪うため懸命になっている--そういう場面でチャンスをもらえて楽しかった。僕はそこをうまく利用し、冷静でいようとするんだ」と語っていた。