ドジャース前田健太投手(30)が、アクシデントのため自己最短となる2回途中で緊急降板し、4敗目(4勝)を喫した。ドジャース広報部によると、「右股関節の違和感」を訴えたため。今後の見込みについては、明かされていない。

 前田は1回表、先頭のヘルナンデスに二塁打を許したものの、後続を打ち取り、無失点で滑り出した。

 ところが2回表、ウィリアムスにソロ本塁打を浴び、1点を先制された。

 異変が起こったと思われるのは、1死後、8番アルファーロに二塁打を浴びた直後だった。ロバーツ監督、トレーナー、通訳らがマウンドに集まり、前田の状態を確認。1度は続投した。

 しかし、9番アリエッタを見逃し三振に仕留めると、監督らが再びマウンドへ。近づく首脳陣に対し、前田は制止するようなしぐさを見せたが、結局、説得されるような形で交代となった。その後、救援が連打を浴びて残した走者が生還したため、前田は2失点となった。

 前田の投球成績は、1回2/3を3安打2失点1四球2奪三振。球数は38球。