エンゼルスの大谷翔平投手が行ったPRP(プレートレット・リッチ・プラズマ=多血小板血漿)注射とは、再生医療の1つで、自身から採取した血小板を集めて患部に注入することにより、自己修復力を高めて損傷部分の回復を促すというもの。

 大谷は昨年10月にも同じ右肘にこの治療を行っている。

 また、ヤンキース田中将大投手もメジャー1年目の2014年にこの治療を行っている。「右肘靱帯(じんたい)の部分断裂」の診断で、7月9日に故障者リスト(DL)入り。田中は手術を回避し、同14日にこの注射を行った。復帰したのは2カ月半後の9月21日。5回1/3を1失点にまとめ、復活の白星を挙げた。