エンゼルス大谷翔平投手(23)が30日(日本時間7月1日)、実戦形式の試合で10打席立ち、調整を行った。

 場所は本拠地エンゼルスタジアムで、相手投手はマイナー傘下の投手とみられる。チームは米国東部メリーランド州のボルティモアに遠征中で、大谷の練習の報告を受けたマイク・ソーシア監督(59)は、「全てうまくいっている。間違いなく前向きなステップ」と話した。

 大谷は6月28日(同29日)に右肘内側側副靱帯(じんたい)の再検査を行い、その後、フリー打撃を開始。通常の打撃練習を再開してから2日後、実戦形式の練習に入った。体の状態も良く、打者復帰に向けて調整は順調に進んでいるようだ。

 また、この日のオリオールズ戦前にソーシア監督は、大谷のチーム合流を決定するときに必要なことについて「メジャーリーグレベルのピッチャーと対戦したときに、(ケガの)リスクがないように考えていく。もちろん彼自身がどういう状態なのか、医療スタッフがどれほど自信を持って(大谷は)メジャーレベルの対戦で準備OKだと言えるか、そこの一致は必要」と話した。(ボルティモア=斎藤庸裕)