エンゼルス大谷翔平が、二刀流復帰シーズンとなる20年へ向け早くも準備を進めた? 14日(日本時間15日)、クラブハウスで用具メーカーのローリングス社が、20年から30球団で使用される新型ヘルメットのサイズを寸法し、フェースガードも並べられた。同社の担当者によれば「大谷はスタントンと同じタイプ」と、ヤンキースの主砲で一昨年の本塁打王と同型のフェースガードを選択。より顔の低い部分、あごの周辺をガードするタイプに変更する。

昨年9月の試合で大谷はフェースガードを1打席だけ使用し、空振り三振。その時はチームメートのトラウトと同じタイプ、ほおの部分をガードするものを使用していた。スタントンのように、より顔の低い位置がガードされれば、視界も広がる。また、同社の担当者によれば、新型のヘルメットはこれまでより軽量で耐久性が高いものとなる。大谷も「よりフィットする」と話していたという。

大谷はキャンプ2日目も室内施設で別メニュー調整。強化トレーニングに励んだ。打者では5月ごろの復帰が見込まれるが、右肘に細心の注意を払いながらリハビリを進めていく。二刀流の完全復帰へ向け、道のりは長いが、用具にも慎重に準備を整える。(テンピ=斎藤庸裕)