右肘のリハビリを進めているエンゼルス大谷翔平投手(24)が、マリナーズとアスレチックスのメジャー開幕戦をライブ中継で見ていたことを明かした。キャンプ地のアリゾナ州では20日午前2時36分開始で、深夜に始まる試合だったが、「昨日は頑張って起きて見てたんですけど(第2戦の)今日はちょっと難しいかなと思うので、寝ながら応援したい」とやや照れながら話した。

また、イチローが4回裏に交代し、ベンチの前でチームメートから温かいハグで出迎えられたシーンについては、「そこはちょうど見忘れたというか、打席が終わったので、歯磨いてたんですけど。気付いたら代わってしまっていたので、見られなかった」と、見逃したことに苦笑いだった。

それでも、大谷にとってイチローは憧れの存在。「なかなか見られる光景ではないので」と、眠気と戦いながらも試合開始を深夜まで待った。イチローを見たいという思いかと問われ、「そうですね。ほぼそこでしかないです」と話した。

イチローのオープン戦の打率は6分5厘。開幕戦でも無安打と今季は結果が出ていないが、大谷は「結果が出てなくはないので、(今まで)もはや(結果を)出してしかいないですし、そこがまたかっこいいんじゃないかなと思う。野球のところの部分というか、単純にそこがすごい」と、尊敬するイチローへの思いを語った。