エンゼルス大谷翔平投手(24)の実戦練習での打席数について、オースマス監督は大谷自身の打席感覚に委ねる考えを示した。

5月に打者復帰を見込まれており、既に屋外でのフリー打撃を再開。次のステップは実戦形式の打撃練習となる。通常、メジャーの打者陣は2~3月のオープン戦で50打席前後で開幕へ向けた調整を行うが、大谷についてオースマス監督は「50~60打席より少ない打席でいけると思うが、彼が打席でどう感じるかを優先したい」と話した。

昨年の大谷は、投打二刀流で調整していたこともあり、オープン戦で36打席(32打数4安打)立ち、開幕を迎えた。また、右肘の靱帯(じんたい)損傷で離脱した際には、実戦形式の練習を再開した6月30日からわずか3日後、7月3日に打者復帰している。

ただ今回は、昨年10月1日に手術を受けて以降、実戦から約6カ月遠ざかっている状況。今季のホーム開幕戦となった4日、大谷は実戦形式の練習に要する期間について「普通のキャンプもやってないですし、どの程度できるかというのは、1発目(打席に)立ったときの第一印象次第かなと思います」と話した。

チームは今週末の12日からカブス戦でシカゴ遠征となる。その間、大谷がマイナー施設のあるアリゾナ州テンピで調整する可能性について、オースマス監督は「彼はここにいるだろう」と話し、今後も当面は本拠地エンゼルスタジアムで調整させる予定だ。