エンゼルス大谷翔平投手(24)が223日ぶりとなる今季初マルチ安打を記録した。

5点リードで迎えた3回の第2打席。先発カーペンターの投じたカウント0-1からの2球目。真ん中付近の直球を捉えた打球が三塁手カンデラリオへの強襲安打となった。三塁手カンデラリオは「大谷シフト」で通常遊撃手の定位置付近を深めに守っていたが、大谷の強烈な打球(MLB公式サイトでは163キロ)が、グラブをはじき飛ばした。

この日、復帰3戦目となる第1打席(10打席目)でも右前に先制適時打となる今季初安打を放ち、ベンチでチームメイトに“大谷スマイル”を見せるなど余裕も出てきていた。

複数安打は昨年9月28日アスレチックス戦以来203日ぶり。昨年10月1日に右肘内側側副靱帯(じんたい)の再建手術(トミー・ジョン手術)を受け、リハビリを開始。順調に調整を進め、術後から約7カ月で打者復帰となっている。