エンゼルス大谷翔平投手(24)が打者復帰後、初アーチを放った。1点を追う3回無死三塁、右腕ベリオスの92・5マイル(約149キロ)の真ん中直球をとらえ、左中間へ運んだ。逆転2ランは、飛距離429フィート(約131メートル)。角度は31度。ブルペンを挟んだ奥の電光掲示板に当たる、豪快な1発で試合をひっくり返した。

昨年のメジャー第1号の際にはベンチにいたチームメートがわざと知らんぷりをするサイレントトリートメントで出迎えられたが、2年目の1号は握手とお辞儀で祝福を受けた。

試合前の打撃練習では41スイング中11本の柵越えを放ち、中堅後方のテラス席へ飛び込む推定飛距離135メートル弾も3本。力強いスイングを試合でも発揮した。

大谷の本塁打は昨年9月26日、レンジャーズのマーティンから打った決勝弾以来。今季26打席目で待望の1発を放った。

第1打席は四球、第3打席は二塁ゴロ併殺打、第4打席は四球、9回の第5打席は左投手が繰り出す外角へのスライダーに泳ぎながらも、右翼線への単打を放った。