エンゼルス大谷翔平投手(24)が打者復帰後初アーチを放ち、チームの勝利に貢献した。

「3番DH」でスタメン出場。3回無死三塁、今季26打席目で待望の1号を放った。

5打席で2四球を選び、3打数2安打2打点と結果を残した。試合後の一問一答は以下の通り。

-流れを変える1発。内角も攻められていたと思うが、手応えは

大谷 バランスよく、どの球種も投げる投手なので、あまり直球とか変化球にっていうこともなく、ランナーが三塁にいたので、外野までしっかり打てればと思っていました。

-試合前のフリー打撃(BP)から柵越えが多かった

大谷 昨日も良かったですし、BPの時のボールの見え方も捉え方も悪くなかったので、そのまま試合に入って、四球もとれましたし、そういう風な形で出てくれたのは良かった。

-本塁打が出て、明日から楽になりそうか

大谷 個人的に楽になることはないですけど、チームとして初戦をとれた、カードの頭をとれたというのは、まして相手が素晴らしい投手だったので、いいことだと思う。明日以降の打席もリラックスして入れるかなと思います。

-1年目の1号と2年目の1号の時の違い

大谷 どのホームランもうれしいですけど、去年の初めのホームランというのはホーム(本拠地)でも打ちましたし、特別じゃないかなと思ってます。

-9回、左投手から右翼へうまく打った

大谷 初めて(打席に)立つ投手なので、どういう軌道でというのは分からないですし、その中で甘く来たボールをしっかりヒットゾーンまで運べたのは良かったかなと思います。

-フリー打撃で今まではグリップに指をかけていたが、今日はちょっと短く持っていたように見えた

大谷 (グリップを)握る位置とかはあんまり変えていないですね。去年も同じような感じで打っていたので。ずっと同じ感じで打っています。

-試合前に投手の練習もして、術後最長の100フィート。もう少しいけるという気持ちはあるか

大谷 投球の方は焦る必要はないので、ゆっくりめのメニューを組んでますし、それで十分かなと思います。ちょっと物足りないくらいがちょうどいいんじゃないかなと思います。

-試合に出ながら、やっていける

大谷 ゲームはなかったですけど、実戦形式の練習ではずっとやっていたので、特に問題なく、明日次第ですけど、全然いけると思っています。

-手術を乗り越えて同じような左方向への打球が打てるということについて手応えとか安心感は

大谷 あんまりないですね。手術する前もしっかり打ててましたし、打撃に関しては感覚がしっかり戻れば、十分同じような感じでいけると思いましたし。ただ、配球も含めて攻め方というのも変わってくるので、自分も進歩しないと、去年と同じかそれ以上の成績というのは、去年と同じ事をやっていては出ないかなと思います。

-初安打の時、安心したと言っていたが、初ホームランはどうか

大谷 安心というか、明日以降、リラックスして打席に入れるかなというか、早めに1本出るとそれ以降の打席がちょっと楽になってくるかなと思います。

-最初の打席の四球と次の打席のホームラン。どうつながっているか

大谷 どれも際どいコースだったので、ストライクでもボールでもしょうがないような感じですけど、際どいところが、今日は僕の方に多めに転がってきたのかなと。微妙なところにあまり浅いカウントから手を出さないというのは、悪いことではない。その中で甘いボールにしっかりコンタクトできれば、いい率が残るかなと思います。

-自分の持ち味が出るというのは、感情的な部分でどう思ったか

大谷 あそこにああいう飛距離の打球が打てる状態だっていう「心の安心感」で、他の球種に対して、もっと違うアプローチができる。そういう確認の意味では良かったなと思います。