エンゼルス大谷翔平投手(24)が4号2ランを含む3打数2安打2打点と活躍した。第1打席で1死一塁から中前打を放ちチャンスメーク。6回の第3打席で再び1死一塁の場面から、初球の内角高め直球を左中間スタンドへ運んだ。

前打者のトラウトが13球粘って死球で出塁した直後の1球目を捉え、「数多く近く(ネクストバッターズ・サークル)でボールを見ながらタイミングを取ったりとか、いろんな球種を見たりできた。そのおかげもあるのかなと思います。あれだけ良いバッターに粘られると次の打者に対して、ただでさえストライクというのは欲しいので、そういう率(ストライク率)はどんどん上がってくる」と、読み通りに来たカウント球を逃さなかった。

今季7度目のマルチ安打で打率は2割3分9厘。これで打者復帰後、106打席に立った。「まだまだ100(%)ではないと思いますけど、100打席も立って、(状態が)上がらない、上がらないではダメだと思うので。今日良かったというところを踏まえて、明日以降、また継続できるように次の100打席を大事にしながらやりたい」と気を引き締めた。

チームはア・リーグ西地区3位のアスレチックスに競り負け、2連敗となった。