エンゼルスのジョナサン・ルクロイ捕手が7日(日本時間8日)に行われたアストロズ戦の8回にジェーク・マリスニック外野手と激突し、カートで運ばれる事態となった。

10-10で迎えた8回、1死満塁のアストロズの攻撃の場面で、ジョージ・スプリンガー外野手の外野フライからタッチアップを試みた三塁走者のマリスニックが猛ダッシュでルクロイに突進。アウトになったものの、激しい交錯プレーでルクロイは倒れたまましばらく起き上がれず。そのままカートで負傷退場となった。

球団によると、ルクロイは病院に運ばれCTスキャンを受けたとのこと。脳震盪と鼻骨折の恐れがあるという。

エンゼルスのブラッド・オースマス監督は「クリーンなプレーには到底見えなかった。実際に何が起きたのか分からないが、マリスニックは左に1歩踏み出し、腕をあげたまま彼(ルクロイ)に突っ込んでいったように見える。メジャーリーグ機構は再確認すべきだ。かなり率直に言えば、何か処分を下すことを検討すべき」と話した。

マリスニックはホームプレートの内側のコーナーにヘッドスライディングを試みたとし、「プレーをもう1度見たが、彼は僕の正面で腰を落としていたのに、自分は(飛び込む)判断をした。(判断が)遅すぎた。悪いプレーだったし、彼が無事なことを祈る」と話した。