ヤンキースのアーロン・ブーン監督がダブルヘッダー第1試合で、球審のブレナン・ミラー氏に暴言を吐いたとして退場処分になった。

問題が発生したのは、ヤンキースが2−2に追いつき、さらに攻勢に出ようとしていた2回裏。見逃し三振を取られてベンチに戻ったブレット・ガードナー左翼手が激高して棚と屋根にバットを何度もたたきつけると、ブーン監督がミラー氏を侮蔑的な言葉でののしった。

メジャーで球審を務めるのはこれが5度目という新人のミラー氏は、「聞こえたぞ、アーロン」と言うと、反論を始めたブーン監督に退場を告げた。ブーン監督はベンチから飛び出すとミラー氏に近づき、顔に指を突きつけて猛抗議すると、言い分を強調するように同氏の顔の前で両手をたたいてからグラウンドを去った。

ブーン監督が退場処分を受けるのは今季3度目。メジャー球団の監督としての2年間では7度目となる。