カブスは3回表、アディソン・ラッセル遊撃手が、ブルワーズ先発のエイドリアン・ハウザー投手から死球を頭部に受けるというアクシデントが発生した。MLB公式サイトが伝えている。

94マイル(約151キロ)の速球が直撃したラッセルはしばらくその場にうずくまったものの、メディカルスタッフのチェックを受けると、立ち上がり一塁へ。その後二塁への盗塁を成功させたほか、デービッド・ボート三塁手の適時打でホームに生還してみせたが、その裏の守備の際に交代した。

カブスによればラッセルは鼻を打撲しており、脳震盪の症状については観察中とのこと。パドレスとの4連戦に向けたサンディエゴ遠征への帯同は許可されたが、9日の試合前に再検査を受ける予定となっている。

ジョー・マドン監督は「私が駆け寄った時、彼は明らかに動揺していた。だが、その後本人は大丈夫だと思ったようだ。問題はないとしゃんとして一塁に向かった」とコメント。盗塁について指示は出していなかったとし「彼は自分の判断でやってのけた。とてもクールだったと思う。あの時チームを盛り上げてくれたことは素晴らしいね」とラッセルを称え、様子を見るためにその後同選手を交代させたと述べた。