オリックス福良淳一GM(59)が、正式契約を交わしたアダム・ジョーンズ外野手(34=ダイヤモンドバックスFA)へ大きな期待を寄せた。

MLBウインターミーティングの会場を訪れ、「バリバリのメジャーリーガーを取れて、球団としても、自分としてもちょっと興奮しています」と目を細めた。米メディアの報道によれば、契約は2年800万ドル(約8億8000万円)で、出来高200万ドル(約2億2000万円)。3年目は球団に選択権があるオプション付きという。

ジョーンズは通算打率2割7分7厘、282本塁打、球宴5度出場と経験が豊富だ。同GMは「実績を見たらすごい。そのままの力を出してもらいたい。インコースのさばき方はうまいし(日本の野球にも)対応できると思う」と期待した。契約時に初めて対面し、印象は「思ったよりも静かだった」という。

また、米国が来年開催される東京五輪への切符を勝ち取れば、出場できる可能性もある。「日本の選手と同じ。『体が全然問題なければ(出場は)大丈夫だよ』と言いました。それを聞いて、本人は『ありがとう』とは言っていた」と明かした。(サンディエゴ=斎藤庸裕)