レイズとの正式契約へ、DeNA筒香嘉智外野手(28)が15日(日本時間16日未明)、滞在先のカリフォルニア州ロサンゼルスから空路でフロリダ州タンパへ向かった。

16日(同17日)にメディカルチェックを受け、17日(同18日)に入団会見となる見込みだ。

14日はロサンゼルス近郊の施設でトレーニングを行った。週末の早朝で周囲は閑散とする中、関係者とともに室内練習場で打撃練習を行い、キレのいい動きを見せた。短めの距離から投げられたボールを、どっしりした構えのフォームで力強くスイング。引き締まった表情で確実にミートし、大きなフォロースルーで室内に快音を響かせた。新天地での挑戦に向け、連日のトレーニングで汗を流した。

6日の渡米後も現地で練習を継続。米大手エージェント会社ワッサーマンの担当者ジョエル・ウルフ氏によれば、ロサンゼルス滞在期間中にナ・リーグ本塁打王3度、打点王2度のロッキーズ・アレナド内野手と合同自主トレを行うなど、来季の準備を進めていた。

レイズとの契約合意が伝えられた後、地元メディアは筒香のDeNA時代の打撃データを紹介した。左右投手に対する9分割のストライクゾーンの打率、守備率、過去の日本人選手との比較など、詳細に分析。近年、ア・リーグ東地区で上位に食い込むチームへいかにフィットするか、期待の高さをうかがわせた。(ロサンゼルス=斎藤庸裕)