レッズ秋山翔吾外野手(31)が、「1番中堅」でスタメン出場し、3打数2安打1打点と活躍し、初長打、初打点をマークした。

第1打席は一ゴロに倒れたものの、3回の第2打席は右翼へ抜けそうな二塁への内野安打で出塁。さらに、4回1死一、二塁のチャンスには、左腕ヤンの時速144キロの外角速球を鮮やかに流し打ち。三塁線を破る適時二塁打を放った。

3試合連続安打で、打率は3割4分6厘。6回表の守備から退いた。

初の長打となったとはいえ、交代後の秋山は、サラリと振り返った。「僕の場合、間を抜くのが、いいところに飛べば長打という形になるだけ。まだしっかり捉えて間を抜けるというのがないので、長打より、ああいう場面でファウルにならずにあそこに飛んでくれたのが一番ですね」。

3試合連続で出場し、その間、9打数5安打。毎試合後、報道陣の質問に丁寧に答える一方で、「9打席立って9タコ(無安打)してますとなったら、こんなにしゃべりはしませんよ」と笑わせるなど、周囲の環境にもスムーズに適応してきた。

9日(同10日)は試合に出場せず、調整日となる。

「いい感覚ばっかりじゃないですけど、先週の打撃に比べると、少し良くなってるな、という感じもあるので、この1日で手放さないようにやりたいと思います」と、気持ちを引き締めることも忘れなかった。【四竈衛】