MLBと選手会は26日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕を延期している今季の開催案について基本合意したと、米メディアが伝えた。レギュラーシーズンは10月まで100試合を目指し、毎週ダブルヘッダーを組み込む予定。ポストシーズンは11月に、寒冷気候の懸念がある場合は温暖な中立地で行う。

選手は今季が中止になった場合でも通常のシーズンと同等の出場登録日数が得られることや、メジャー40人枠に入っている選手は開幕前に前払いの一時金総額1億7000万ドル(約179億円)を2段階に分けて受け取ることも決まった。27日に各球団オーナーの承認を経て正式に発表される。

USAトゥデー電子版によると、MLBは理想としては6月1日ごろ、遅くても7月1日までの開幕を想定しているが、開幕時期は米疾病対策センター(CDC)の指示に従い、無観客試合にするかどうかも含め適切に判断する。開幕1カ月は26人の選手登録枠を30人近くまで広げる可能性が高いという。