カブスのダルビッシュ有投手(33)が今季初先発のマウンドに上がり、4回6安打3失点、無四球5奪三振で敗戦投手となった。

2回に味方の挟殺ミスから1失点。4回には死球と連打で2点を勝ち越され、初登板のメドとされた80球に及ばない73球で交代した。試合後はオンライン会見に応じ「(紅白戦から)毎試合、投げるたびに良くなっている中で、シーズンで戦える状態にはなっていた」と自己分析した。最速は97マイル(約156キロ)。3回は中軸を3者連続三振に仕留めるなど、プラス材料を実感できた。好調だった昨年後半のようなフォームが安定していないとはいえ、現在は「80%近くまできた」と徐々に手応えもつかみはじめた。

次回登板は30日(日本時間31日)の敵地レッズ戦になる見込みで、秋山との初対決が実現する可能性が高い。今後は、日課として書き続けているノートを読み返し、チェックポイントを確認する予定。「毎日、いいところも悪いところも書いて、また明日からやっていきたいと思います」と冷静に振り返っていた。