カブスのダルビッシュ有投手(34)が、6回7安打無失点1四球8奪三振と力投し、メジャートップタイの今季6勝目(1敗)を挙げた。

1回は3者凡退と好スタートを切ったが、その後は毎回走者を背負う苦しい展開だった。それでも、要所で踏ん張り、得点を許さなかった。

「前回のように体が動いている感じではなかったですが、落ち着いて投げられたと思います。リスク管理ができたのが良かった」と振り返った。

また、レッズ秋山翔吾外野手(32)とのメジャー初対決では、第1打席が捕手の打撃妨害、第2打席はボテボテのゴロをダルビッシュが捕球できず、投手失策。

第3打席は、カウント0-2と追い込みながら、5球目の96マイル(約155キロ)の内角高め速球を右前へ運ばれた。

秋山とは2011年、日本で対戦して以来。「今日の中で納得のいく球を完璧に打たれた。今の数字(打率)の打者では絶対ないなと思いました」と印象を語った。

4回無死一塁では投球中にグラブが外れるハプニングもあったが、動揺することなく、6試合連続で失点1以下のクオリティースタート(6回以上投げ自責点3以下)で6連勝。防御率はリーグ2位の1・47となった。