カブスのダルビッシュ有投手(34)が4日(日本時間5日)、カージナルス戦に先発。7回をソロ本塁打のみの1安打1失点無四球11奪三振の快投で、ハーラー単独トップの7勝目(1敗)を挙げた。5回まではパーフェクト投球。6回にソロを浴びたものの、22打者相手に許した走者はこの1発だけ。スローカーブとチェンジアップを効果的に織り交ぜ、勝ち星、防御率、奪三振でリーグトップ。日本人メジャーとして初の7戦7連勝を飾った。

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◆カーブの割合最多 カージナルス戦の登板ではカーブ系のボールが全体の17%を占め、今季これまでの登板で最多となった。さらに、カーブ系の中でも80マイル(約129キロ)前後のナックルカーブより72マイル(約116キロ)前後のカーブを多く投球。今回はカーブが12球、ナックルカーブは5球で、今季初めてカーブがナックルカーブを上回った。また、今季これまでで初球にカーブ系を投げたのはわずか6球だが、今回の登板だけで4球を記録。早いカウントからカーブ系を使用し、さらに普通のカーブを意識的に投げていたことがわかる。