レッズ秋山翔吾外野手(32)が10日(日本時間11日)、カブス戦に6番左翼で出場し、2打数1安打1打点2四球2盗塁と、3試合連続安打をマークし、4打席中3回出塁した。

ようやく秋山本来のスタイルに近づいてきた。開幕直後こそ低迷したものの、9月は9試合で打率3割6分8厘、出塁率5割3分8厘、4盗塁。この日の2四球も先に2ストライクまで追い込まれたが、ボール球を見極め、ファウルで粘り、出塁につなげた。「ファウルにできるような打ち方ができてるかなと。シーズン前半はもらった四球が多かったですけど、今は粘った打席、四球の内容、見え方も変わってきているかなと思います」。四球をもらうのではなく、四球を取ることこそ、秋山の持ち味だった。

第4打席には、左中間へ適時打を放つなど、本来の広角打法も取り戻してきた。この試合で3番ウインカーが腰痛、5番ムスタカスが死球で途中交代。今後は、打線改造の必要もあり、秋山が1番に復帰する可能性は高い。「打席に立たせてもらった経験のおかげ。自分でつかんできた手応えも少しはあるかなと思います」。残り16試合。立ち止まっているつもりはない。