ツインズ前田健太投手(32)が先発で5回2安打無失点と好投したが、勝敗はつかなかった。球数は91球で5三振を奪った。

1回は2死から3番ブラントリーに二塁打を浴びたが、4番ブレグマンを遊直。無失点に抑えた。

2回と4回は球数が多くなり、3四球を与えた。4回は2四球と安打で2死満塁とし、この日最大のピンチを背負ったが、8番の左打者レディックをスライダーで空振り三振。ピンチを切り抜け、マウンドで2度ほえた。「とにかく抑えることしか考えていなかった。冷静かつ、気持ちの入ったボールが投げられたかなと思います」と振り返った。

今季、11度の先発登板では全て2四球以下で、この日は今季最多の3四球。「簡単には振ってくれなかったけど、粘り強く投げられたんじゃないかなと思います」と、走者を背負いながらも無失点でしのいだ。

1-0のリードを保ち、勝利投手の権利を得て交代したが、リリーフ陣が崩れ、前田に勝敗はつかなかった。チームは9回に勝ち越され、接戦に敗れた。

2勝勝ち抜けのワイルドカードシリーズでツインズは初戦を落とし、アストロズに王手をかけられた。前田は「明日勝てば勢いに乗れると思うので、とにかく気持ちを切り替えて、明日勝つことが大事」と前を向いた。