初戦から3連勝したレイズが競り負け、2008年以来、12年ぶりのワールドシリーズ出場決定は第5戦以降に持ち越しとなった。

今シリーズで初めて「8番DH」で出場した筒香嘉智外野手(28)は、今ポストシーズン(PS)11打席目の第3打席に、PS初安打となる投手強襲安打を放ち、4打数1安打だった。

筒香の先発出場は、今シリーズ初で、ポストシーズンでは、7日のヤンキースとの地区シリーズ第3戦以来、1週間ぶり。残った数字は1安打でも、打撃内容は上々だった。3回無死一塁の第1打席は、痛烈なセンター返しがシフトに阻まれて併殺。1点差に迫った9回2死三塁の同点機も、捉えた打球が右翼手の正面を突き、最後の打者となった。試合後のキャッシュ監督は「ヨシはいい打席だった。相手にプレッシャーをかけられた」と、反撃こそ及ばなかったものの、チームの粘り強さに納得の表情だった。 

レイズの3勝1敗で迎える第5戦は15日(同16日午前6時7分)に行われる。