今季のMVPでともに初受賞を果たしたブレーブスのフレディ・フリーマン内野手とホワイトソックスのホセ・アブレイユ内野手が、受賞へのコメントでいずれも喜びを爆発させた。MLB公式サイトが伝えている。

ナ・リーグMVPに輝いたフリーマンは今季、全60試合に出場し、リーグ2位の打率3割4分1厘、同14位タイの13本塁打、同2位の53打点をマーク。受賞の瞬間を家族に囲まれて迎えたフリーマンは、MLBネットワークで「なんてことだ、最高だよ。そして家族と一緒にこの瞬間を共有できたのも素晴らしい」とコメント。クラブハウスの壁に飾られている歴代MVP受賞者の写真の前を通り過ぎると「いつか自分も受賞できたらクールだな」と思っていたと述べ、「言葉にするのが難しい。MVPは最高だ。でもワールドシリーズでも優勝したい。来年達成できたらうれしい」と語った。

ア・リーグMVPに選ばれたアブレイユも今季全60試合に出場し、リーグ4位の打率3割1分7厘、同2位の19本塁打、同1位の60打点。14年に新人王を受賞しており、新人王とMVPを受賞したア・リーグ3人目の選手となった。

受賞のコメントを求められるも、しばらくは感極まり涙を流したまま言葉が出なかったアブレイユだが、今年のポストシーズン初戦と同日に亡くなったという祖母に捧(ささ)げたいと写真を指さし、さらに「母、球団オーナーのジェリー・ラインズドルフ氏、そして私よりも前にここに来た全てのキューバ人選手に感謝したい」などと述べた。