エンゼルスのペリー・ミナシアンGM(40)が17日(日本時間18日)、オンラインで就任会見を行った。本拠地エンゼルスタジアムの外周に設置された会見場でメディアの質問に答え、「非常に楽しみにしている。この機会は、言葉にすることができないほど私にとって大きな意味がある」と心境を語った。

88年からレンジャーズのバットボーイとして働き、クラブハウス用務員を経て、スカウト、GM補佐と出世を遂げてきた。5年連続で勝率5割以下のチームを立て直しを託され、来季は7年ぶりのプレーオフ進出を目指す。同GMは投手陣の強化を最重要ポイントに挙げ「失点を防ぐということ。質のいい守備をしなくてはいけない」と話した。

また、二刀流で再復帰を目指している大谷翔平投手(26)については「彼は99%の人ができないことを野球のフィールドでできる。チームにとって非常に大きな戦力で、さまざまな形で勝ちに貢献してくれるだろう」と期待を寄せた。

今季、右肘のトミー・ジョン手術から復帰登板を果たした大谷は、8月上旬に右前腕に故障が再発。屈筋回内筋群の損傷で2試合の登板に終わり、投打で結果が出なかった。同GMは「周りのスタッフと詳しく話す機会はまだないが、彼は両方でプレーすることができる。体の状態という点でしっかりとしたプログラムを組めば、(二刀流で)準備できると思っている」と話した。