海外FA(フリーエージェント)権を行使したロッテ沢村拓一投手(32)と、マリナーズからFAとなっている平野佳寿投手(36)について、ともにメジャー6球団ほどが関心を寄せていることを16日(日本時間17日)、代理人のジョン・ボッグス氏が明かした。

マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(47)の代理人も務めるボッグス氏は、今オフのFA市場は「残念ながら、動きが非常に遅い」と前置きした上で、両選手について「まだ、オファーはない。だいたい6球団から調査を受けている。スタートの数としてはいい」と前向きに話した。

現状は、パドレスからFAのローゼンタル、アスレチックスからFAのヘンドリックスらメジャーで実績のあるクローザーも来季の所属先が決まっていない状況。メジャー移籍へ向けては長期戦が予想されるが、ボッグス氏は「(沢村は)スプリットが素晴らしいし、それは非常に大きなプラスになると思う。直球の球速もあるし、いいスライダーも持っている」と、メジャー球団へのアピールポイントを説明した。