タイガース前田健太投手(36)が、今季6試合目の登板で新天地初勝利を挙げた。

カージナルス戦に登板し、初回先頭から3回の3人目に中前打を許すまで打者8人連続凡退と立ち上がりから好調だった。4回先頭の2番コントレラスに1ストライクからの2球目スライダーをセンターフェンスの向こうに運ばれソロ本塁打で失点したが、次のヌートバーを1ボール2ストライクからスプリットで空振り三振に仕留めた。4番アレナドを直球で二直、5番ゴールドシュミットをスプリットで二ゴロと相手打線の中軸から簡単にアウトを取った。5回、6回は先頭を単打で出した後にいずれもゲッツーで回を終わらせ、最後まで危なげない投球を続けた。

6回まで79球を投げ4安打1失点、無四球5奪三振で今季1勝目(1敗)。防御率は5・02となった。

カージナルスは、ヌートバーが前田に対し2打数無安打だったが7回に右前打を放ち4打数1安打。先発は元巨人のマイコラスで、6回を6安打3失点で4敗目(2勝)だった。

前田は「早く勝ちたいと思っていたので、すごくほっとした。タイガースにきて最初の勝利で、僕のキャリアにとっても大事な1勝。絶好調かと言われるとそうではないが、粘り強く投げられた」と話した。

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