ドジャースは8日(日本時間9日)、元監督で特別アドバイザーのトミー・ラソーダ氏が7日(同8日)夜、自宅で心肺が停止し、病院へ搬送された後に死去したことを発表した。93歳だった。

ラソーダ氏は1976年からドジャースの監督を務め、退任する1996年途中までの間に地区優勝8回、ワールドシリーズを2回制覇。「私の体にはドジャーブルーの血が流れている」との名文句を残すなど、メジャーきっての名物監督として知られた。

1997年、米国野球殿堂入り。

95年に野茂英雄がドジャース入りした際の監督でもあり、親日家として日本のファンにも広く知られた。その後、近鉄(現オリックス)のスペシャルアドバイザーを務めたほか、日本のCMにも出演。08年には、長年にわたる日米の野球交流への功績が認められ、旭日小綬章が送られた。

突然の訃報に、ロブ・マンフレッド・コミッショナーがコメントを発表したほか、愛弟子でもある元千葉ロッテ監督のボビー・バレンタイン氏ら多くの球界関係者が、SNS上などで悼む声を寄せた。