ゴールドグラブ賞9回など現役屈指の実績を誇るヤディエル・モリーナ捕手(38)が、適切なオファーがない場合は引退も検討していることが分かった。MLB公式サイトが伝えている。

モリーナはすでにカージナルスとの2年契約を希望すると意志表示しており、カージナルスも同捕手との再契約に関心を示している。だが、バッテリー勢の春季キャンプ開始がおよそ1カ月後に迫った今も、両者の交渉は一向に進展を見せていない。

こうしたなか、モリーナは米メディア「La Vida Baseball」のインタビューで「トレーニングはハードに行っている。もし僕がカージナルスに戻ることができるなら、それが神のご意志であるなら、戻ることになるだろう。でも、そうでないのなら引退することになる。幸福な気持ちで、胸を張ってね」と語った。

公式サイトによれば、モリーナ側と球団側はコンタクトを取り続けているという。だが、新型コロナウイルス禍にあって来季のチケット収入の予測が立たないことから、球団側は予算が確定するまで判断を保留している。