通算755本塁打、歴代最多の2297打点を残した偉大な打者、ハンク・アーロン氏が22日、86歳で死去した。現役を退いた後は野球振興に尽力。2015年8月には、ソフトバンク王貞治球団会長とともに創設を提唱した世界少年野球大会の千葉大会開会式に出席。左足を痛めて車いすやつえを使っていたが、子どもたちに力強いエールを送っていた。当時の記事で同氏を振り返ります。

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日米のホームラン王がそろい踏みした。

ソフトバンク王貞治球団会長(75)とハンク・アーロン氏(81)が4日、千葉・成田市のナスパ・スタジアムで行われた「第25回世界少年野球大会・千葉大会」の開会式に出席。

通算868本塁打の王会長と、米大リーグ通算755本塁打のアーロン氏の“共演”に、16の国と地域から参加した130人以上の子どもたちも、目を輝かせた。

大会を主催する世界少年野球推進財団の理事長を務める王会長は、「元気に野球を楽しんで、仲間たちと元気にエールを交換し、大きな大きな思い出を作って下さい」とあいさつ。同会長と大会の創設を提唱したアーロン氏も「夢と希望を忘れずに、この機会を大いに楽しんで下さい」とエールを送った。

ともに打者役を務めた始球式では、千葉県の森田健作知事が投じたボールがアーロン氏の左腕に当たるハプニングもあったが、同氏は「まさか(ボールが)ぶつかるとは思わなくてビックリしたけど、痛くはなかったよ。王さんと2人で、いい思い出になりました」と笑顔。王会長は「アメリカから来てくださって、子どもたちに激励の言葉を頂いてありがたいですね」と感謝し、「子どもたちの笑顔を見ると、この大会を続けていけるように、また頑張ろうという気持ちになれます」と話した。(2015年8月4日ニッカンスポーツ・コムから)