ジャイアンツは4日、フリーエージェントとなっていたトミー・ラステラ内野手(32)と3年1875万ドル(約19億6900万円)の契約手続きを完了した。

左打者のラステラは2014年にブレーブスでメジャーデビューし、翌15年から18年まではカブスでプレー。19年にエンゼルスに移籍し、昨季途中にアスレチックスへトレードされ、両チーム合計で55試合に出場、打率2割8分1厘、5本塁打、出塁率3割7分を記録した。

ラステラは「サンフランシスコこそが、自分の来たい場所だった。だから、すべての手続きが終わり、ほっとしている」とコメント。「3年契約というのが重要だった。どこへ行くことになっても、数年はそこに在籍し、チームの成功の一助になれればと願っていた」と話した。

新型コロナウイルスの影響によりレギュラーシーズンが60試合に短縮された昨季、ラステラは二塁手として33試合、一塁手として10試合、三塁手として6試合に出場したほか、指名打者として9試合をプレー。複数のポジションをこなせる能力が評価されている。(AP)