レンジャーズ有原航平投手(28)が、オープン戦2試合目の先発マウンドに上がり、3回、打者12人に対し、33球を投げて2安打1失点。味方内野陣の再三の拙守があったものの、安定した投球を披露した。

1回、先頭ハップに初球を中前へ運ばれた。続く2番リゾは注文通りに二ゴロを打たせたものの、併殺が取れず、走者が一塁に残った。3番ブライアントも遊ゴロを打たせたが、遊撃手が失策。4番ピダーソンに右前へ適時打を許し、1点を失った。

続く5番バエスも三ゴロに仕留めたが、三塁手が二塁へ悪送球。6番ボティを三ゴロ併殺に打ち取り、イニングを終えた。

2回は、遊ゴロ、遊飛、三ゴロと、わずか7球で3者凡退に退けた。

続く3回も、上位打線を遊ゴロ、中飛、二ゴロと3者凡退に仕留めた。

最速は94マイル(約151キロ)。

球数が少なかったこともあり、降板後はブルペンで追加の投球練習を行い、試合との合計が50球前後となるように調整した。

日米報道陣との会見では、「前回よりもボールを操れたかなと思います。思ったところに投げられた球が多かった。前回より落ち着いて試合に入れました」と、淡々と振り返った。

また、リゾ、ブライアントら強打者らとの対戦について、「結果的に、そういう打者と対戦して抑えられたのは自信にしていいと思います」と、手応えと収穫を感じていた。